KotobaMediaは、空間情報を扱うソフトウェアの開発や、その支援を行ってきました。その一方で、このたび私たちは活動の対象を物理世界にも広げ、自社の研究開発農園を始めることにしました。まずはアボカドを中心に、これまで積んできた技術や知見を活用しながら、栽培実験を進めていきます。
私のコアとなるミッションのひとつに、「橋になる」という考えがあります。
デジタルの世界とフィジカルの世界、その両方をつなぎ、より実感を持って行き来できるようにする。実験の場として、この農園を育てていきます。
年始ごろから土地を探し始めたのですが、親戚が使っていない、かつて畑だった土地を貸してもらえることになりました。20〜30年ほど使われていなかった土地なので、まずは整地からのスタートです。重機も貸してもらい、天気の良い週末はほとんど現地で作業をしています。


ちょうど1月後半に訪れたG空間EXPO2026では、高精度な位置情報技術の展示を数多く見ることができました。その中で、RTK測量機器を試験的に提供してくださった会社もあり、実際に高精度な地図づくりにも取り組むことができました。
農園の範囲に、ドローンで撮影した画像をオルソ化して重ね合わせることで、木を植える位置を正確に設計できます。実際に使ってみると、こうした技術の魅力を強く感じます。

ただし、RTKには大きく2つの弱点があります。インターネットへの依存とGNSS衛星の受信状況への依存。RTKを使った農園での取り組みを、もう少ししたらより詳しく共有したいと思います。
ソフトウェア、空間情報、測量、ドローン、実際の土地活用、果樹の栽培など、様々な技術を組み合わせて実験していきます。
今後は、この農園の取り組みそのものに加えて、そこから生まれるプロダクトや技術的な知見についても、継続的に発信していきたいと思います。
